「琉風・りゅうかじ」9/1(金)〜9/24(日)11:00〜16:30 展示品の紹介

沖縄工芸品展示販売と沖縄イベント「琉風・りゅうかじ」

工芸品販売は9/1(金)〜9/24(日)11:00〜16:30

北土舎店内にて。

※休み9/6,7,13,20

沖縄イベントは9/18(月/祝)10:00〜16:00

北土舎裏のレンタルスペースNARUSEにて

※臨時駐車場あり、現地での案内に従ってください。

展示販売する商品のご紹介をさせていただきます。

張子と漆喰人形「ニャン山」

沖縄の糸満市を拠点に、伝統的ながらも現代に響くシーサーと張子を製作されているニャン山。
漆喰シーサー担当の上原さんと糸満ハリコ担当の赤嶺さん二人による工芸ユニットです。
その愛くるしさにファン続出で、今沖縄でとっても勢いのある工房の一つです。

漆喰人形は琉球石灰岩が原材料。張子は紙です。
なので製法が全く異なるんですよ。

沖縄では屋根に敷いた赤瓦の隙間を埋めるのに漆喰が使用されてきました。その余った漆喰で家の守り神としてシーサーを作ったのが屋根の上のシーサーの始まりと言われています。
その漆喰を使ったシーサーは勿論のこと、イリオモテヤマネコやリクガメなどの沖縄の生き物シリーズも大人気!
一方、琉球張子は沖縄でのこどもの日「ユッカヌヒー」(旧暦5月4日)にて、子どもたちに買い与えられる玩具でした。
琉球張子は南国特有の鮮やかな着彩とおおらかな表情が魅力です。
大人気のピージャー(やぎ)を始め、ガジュマルの木の妖怪キジムナー、神様なのに愛らしい(ミルク=弥勒)など可愛いのに沖縄の文化を伝えてくれる存在感が魅力です。

そんなニャン山の漆喰人形と張子、是非手に取ってご覧ください!

琉装「琉衣」

皆さん、「ドゥジン(胴衣)」と言う名の服をご覧になったことはありますでしょうか?
ドゥジンは沖縄の琉球王国時代に生まれた、位の高い人々が礼装の際身にまとった衣装で琉装の一つです。
沖縄の亜熱帯気候に合った布を使い、湿度が高くてもサラリとしてゆったりとした着心地が特徴です。

ドゥジン(胴衣)は、腰丈までの長さの上着で、腰から下は、男性がハカマ、女性はカカンを着用しました。

ドゥジン作家で琉衣を主宰する砂川恵子さんは、このドゥジンをカジュアルにアレンジし、ゆらりと自由で、着心地の良い衣服として作品の発表を続けています。
今回特におすすめしたいのがTシャツ感覚でおしゃれに着ることのできるミニドゥジン。
元は男性が着用したハカマをユニセックスにアレンジした首里袴(しゅりばかま)と合わせると、とってもおしゃれで涼しげに。
着心地もとても楽です。

ドゥジンをはじめとした琉装、房総はもとより千葉県内でも滅多にお目にかかれません。
この機会に是非手に取ってご覧になってみてください。

琉球ガラス

琉球ガラスを一躍有名にしたのは、戦後焼け野原となった沖縄に駐留した米軍が廃棄した瓶類を、沖縄のガラス職人たちが再利用して作ったコップやお皿などの食器類です。

再利用したガラスが溶けて生まれる無数の気泡、手作業の道具から形作られた手触りが個性となり、米軍人のお土産として重宝されました。

次第にガラス工房が増え、製品は芸術性を増し、現在では様々な作り手が県内各地で製作活動に勤しんでいます。
今回の展示会で販売するのは、この廃瓶を利用した再生ガラスから製品を作る二つの工房「白鴉再生硝子器製作所」と「清天」の器です。

生活に根差した器作りを信条に、それでいて個性的なデザインがファンを魅力し続ける老舗の「清天」。その「清天」から独立して今最も注目される作り手の一人である「白鴉再生硝子器製作所」の鈴木さん。シャープながら温かみさえ感じさせる両工房の製品は、再生ガラスの質感と卓越した技術から生み出された結晶の証。

小さくともその存在感は格別。
どうぞ手に取ってお確かめください。

織物「機織工房しよん」

工房を立ち上げた時の人数が4人だったので”4人→ 糸がよっつ→ しよん”(公式ホームページより)

わたしたちが普段身につけている衣服。
その服をじっくりと見つめると、素材は別にしても、殆どの衣服が糸で織られていることを再認識します。

どうぞこの機会に織物一つ一つをじっくりとご覧ください。
糸が何色で染められているのか、縦と横でどのようにクロスしているのか、模様にはどんな意味があるのか。こんなにも繊細で、手間が掛かり、力強く、美しい。
じっくり見ることで、なぜ沖縄の織物は種類、技法の数がこんなにも豊かなのかが実感できます。

機織工房しよんでは作り手4人それぞれがデザイン・商品化をされています。
持っていて嬉しくなる、使いやすくて長持ちする。そんなものづくりを目指し日々制作に励んでいらっしゃいます。

人気商品の一つ、手織り マース袋 をご紹介しましょう。マースとは、沖縄の方言で「塩」を表します。琉球王朝時代より人々はマースを調味料としてだけではなく、清めの塩やお守りとして小袋に入れて持ち歩いてきました。
このマース袋には沖縄本島南東部の聖地(祈りを捧げる特別な場所)14ヶ所を巡 った塩が入っているのですが、正にしよんの皆さんが塩を背負って14ヶ所の聖地を巡り、祈りを捧げた後、袋に詰めてお守りとしているのです。
そんな祈りと手仕事の尊さが詰まったお守り、人気が出ない訳がありません。
どうぞ手に取ってご覧ください。

石獅子「スタジオde-jin」

沖縄で屋根の上のシーサーと言ったら有名ですが、シーサーが屋根の上に登り始めたのは明治以降、庶民の家で赤瓦が使用され始めてからとはご存じでしたか?

ではそれまではどこにいたのか?
シーサーは沖縄各地の集落入り口に、災いを防ぐため石獅子として鎮座していたのです。
個々が尊重されなかった時代は、みんなのための存在だったと言うことですね。

そんな村落獅子は今でも県内各地に点在しているのです。
しかも村を守る村落獅子なのに、とっても愛嬌のある顔形をしていたりするから威厳がありません!これだから沖縄への興味は尽きません。

スタジオde-jinの若山さんは、そんな石獅子を個人向けのサイズに変えて、一体一体手彫りで製作を続けています。
かわいいとも言い切れない、美しいとも異なる、何とも言えない愛嬌ある表情は、郷土人形を思わせるような魅力に溢れています。

今回は、沖縄では獅子と共に有名な、「石敢當(いしがんとう)」も各種サイズご用意しました。
ご自身を魔物(マジムン)から守るお守りとして、石獅子と石敢當のある暮らしはいかがでしょうか。

与那国島の工芸

与那国島の工芸をご紹介します。

東京から約19,000キロ、沖縄本島からも約500キロ以上離れた与那国島は、日本で最西端の島になります。
周囲は約28キロで、自転車でも3〜4時間ほどで1周できる距離の中に約1,700人が住まう、日本で1番最後に太陽が沈む美しい島なのです。

そんな自然豊かな南国から今回4名の方が出品してくださっています。

①よなは民具

 島に群生しているクバ(ヤシの仲間)の葉を使い、素朴で素敵な民具に仕立て上げていらっしゃいます。また営まれているご夫妻は、与那国島民謡の唄い手でもあり、曲をネットやCDなどで購入することもできます。

②やまいとぅ工房

 「とうつるもどき」と言う竹のようなツル植物を使い、日々手作業にてカゴやザルなどを編んでいらっしゃいます。しっかりと編み込まれた品物は、素材の力も相まって質実剛健で美しい!手触りも抜群です。

③山口陶工房

 島の土や木の灰を使って使い手の生活に馴染むような器作りに励んでいらっしゃいます。白と黒2色の器を揃えたら、シンプルでセンスの高い食卓が生まれること間違いありません!

④手しごと染織りさくら

歴史ある「与那国花織」は、立体的な織り技法が美しく、絹糸を草木染した上品な色合いで、反物として織られています。染めから織りまで全てひとりで行うのも特徴で、今回は巾着やがま口、くま(くまおくん)のお守りなどが棚を賑やかにしてくださいます。

私たちもまだ訪れたことのない与那国島、近いうちに是非行ってみたい場所の一つです。

とんぼ玉「緑の風」

画像をご覧ください。繊細な色合い、仕上がり。言葉では言い表すことのできない、人を惹きつける魅力がこのとんぼ玉にはあるのです。

とんぼ玉工房緑の風は沖縄県うるま市にある離島、浜比嘉島にて日々作品を生み出しています。

特に代表的な作品となっている孔雀(くじゃく)模様のとんぼ玉は、深みのある緑色と青色が正にクジャクの羽を思い起こさせる逸品です。その透明感の所以は、丁寧な仕事の賜物。とんぼ玉の穴の中も研磨することにより透明感が一層増すのです。
手に取って見てみる。これにつきます。

きっと吸い込まれるようにガラス玉を見つめているあなたに出会えるでしょう。

紅型・芭蕉紙「染織工房バナナネシア 」

染織工房バナナネシアは沖縄県の北部、今帰仁村(なきじんそん)にてご主人の福島泰宏さんが芭蕉布(ばしょうふ)を、奥様の律子さんが紅型(びんがた)を製作されています。今回は紅型を中心とした出品となります。沖縄の染め技法、紅型。紅とは様々な色を、型は模様を表すと言われています。

鮮やかな色と大胆な配色、素朴な柄が特徴で、隈取りと言われる立体感を出すための技法も見どころです。

律子さんの紅型は、古典柄に現代的な柔らかさが加わったような優しさがあります。でも時には大胆に。無垢板の額に合わせるとより一層紅型の味わいが引き立つから不思議です。

また泰宏さんが芭蕉布を作る過程で利用できなかった、その繊維から作った芭蕉紙に紅型を施したポストカードも大変味わいがあります。

画像では伝えきれないこの素晴らしさ。どうぞ実物をご覧になってみてください。

やちむん

ご存知、沖縄の陶器やちむん。

やちむんは南国沖縄らしい大らかな紋様と、華やかな色合いが特徴。

今回は、県中部に位置する読谷村の横田屋窯(ゆくたやがま)、比嘉工房(ひがこうぼう)、県北部の本部町からいずみ窯の3工房からの出品です。

3窯とも伝統的な技法や紋様を大切にしながら、独自の技術を加えて日々製作に励んでいらっしゃいます。
器が格好良いと料理がそれなりでもとても映えますよね!

ガラスでも漆器でも陶器でも、器って良いものを使うと生活の豊かさが全く異なると思うのです。

先ずは小皿からでもいい、是非「良いな」と思ったものを手に取ってご覧になっていただきたいと思います。

イベントの詳細はこちらのページをご覧ください

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