香取市内在住の大谷さんは、日本国内の伝統工芸を研究後、佐原にて張子修行をされました。その後、独立。香取駅付近に工房を構え、日々作品の製作や、張子体験の案内などをされています。
この福鶴は、日本古来より長寿や夫婦円満・繁栄の象徴である鶴に、松竹梅の吉祥文様を施しています。
またそのフォルムは、香取市に隣接する空の玄関口成田市の象徴、ジェット機を彷彿させます。
あたかも空から福を届けてくれそうな、可愛らしくて、嬉しくなる鶴ですね。
オリンピックを迎えるにあたり、郷土玩具のお土産としても期待が持てます。
日本における「張子」という存在が希少となっていく中で、工芸会では若手の大谷さん。その豊富な知識と共に、これからのご活躍に注目です。